「計る」と「計らう」の違いは?意味や使い分けをわかりやすく解説!

似ている言葉の違い
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「計る」とは

「計る」とは、時間・数量・度合いなどを調べることを意味する言葉です。

物差しを当てることができない「時の流れ」や「物事の程度」、あるいは個数や人数などの「数量」を調べる場合に「計る」と言います。

例文
  • 徒競走のタイムを計る。
  • 空の上った星の数を計る。
  • 相手の意気込みを計る。
  • 覚悟を計る。
類義語
  • 量る
  • 測る
  • 数える
  • 調べる

「計らう」とは

「計らう」とは、考え合わせて適切に対処することを意味する言葉です。様々な事情や要素を考慮して、物事がうまく運ぶように処置することを表します。

例文
  • スムーズに会議が開けるように取り計らう。
  • 怒りを抑えて穏便に計らう。
  • 思い人と二人きりになれるように彼が計らってくれた。
  • 今日は何もしなくてもいいように以前から計らっていました。
類義語
  • 対処する
  • 処理する
  • 思案する
  • 仕組む

「計る」「計らう」の違い・使い分け

  • 「計る」:時間・数量・度合いを調べること
  • 「計らう」:考え合わせて適切に対処すること

「計る」の本質は「調べること」であり、「計らう」の本質は「対処すること」です。

用いる漢字こそ同じですが、基本的には動詞としての意味が全く異なります。状況や文脈を考えて使い分けましょう。

両方の意味を持つ「見計らう」とは?

両者の意味を折衷した言葉に「見計らう」がありますが、これは状況を分析して適当な頃合いを探すこと、あるいは模索して適当なものを見繕うことを意味しています。事態やモノの価値を調べ、適切な処理をしているため、「計る/計らう」の両方ほ意味を兼ね備えています。

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