「係わる」とは
「係わる」とは、「かかわる」と読み、ある物事とある物事の間に何らかの関係があることを示す言葉です。
例文
- 料理に係わる本を出版している。
- 彼は事件に係わっている。
- ゲームに係わる仕事がしたい。
- あの人とは係わらない方がいい。
類義語
- 関係する
- 関わる
- 携わる
- つながる
「係る」とは
「係る」とは、「かかる」と読み、基本的には「係わる」と同様にある物事同士に関係があることを意味しています。ただし前後の文言には単に関連性があるだけでなく、「係わる」で表される関係よりもさらに密接な繋がりがあります。
「係る」は法令において多用され、「〜のための・〜に属する」といった意味合いが含まれます。例えば「補助金等に係る予算」は、「補助金等のための予算」と言い換えることができます。
また、品詞同士の関係性を表すの場合にも「係る」が使用されます。この場合は「修飾する」と言う意味を持ちます。
いずれにせよ、「係る」は強い結びつきを表しています。
例文
- 人命に係る問題を対処するのが最優先だ。
- 入試選抜に係る共通テストを一新する。
- 「春の芽吹き」の「春の」は「芽吹き」に係る修飾語だ。
- 動物の生態に係る調査結果を報告いたします。
類義語
- まつわる
- 触る
- 差し響く
- 連なる
「係わる」「係る」の違い・使い分け
「係わる」は、特に強い結びつきはなくても何らかの接点があるような状態も語義に含みますが、「係る」は互いに強く結びついている状態のみを指します。