「落ちる」「墜ちる」「堕ちる」の違いは?意味や使い分けを簡単に解説!

似ている言葉の違い
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「落ちる」とは

「落ちる」とは、物体が上から下へと移動することを表す言葉です。具体的には物体が重力によって下方向へと引っ張られる落下運動を指します。

「落ちる」は安定していた状態にあった物体が、何かの拍子に支えを失って落下する様子を指す自動詞で、「落とす」は物体を落下させる側が主語の他動詞となります。

「落」を使った熟語には「落下・落雷・崩落・陥落・落葉」などがあります。

その他の意味

  • 離れてなくなる。(化粧が落ちる)
  • 終着点へと行き着く。(悪党の手に落ちる・話が落ちる・恋に落ちる)
  • 納得する。(腑に落ちる)
  • 含まれているべき箇所から抜けている。(名簿から名前が抜け落ちている)
  • 劣化する。(成績が落ちる)
例文
  • リンゴが木から落ちた。
  • 猫は必ず足から落ちる。
  • 崖から落っこちる夢を見て目を覚ました。
  • 道を塞いでいるあの邪魔な岩を落とせ。
類義語
  • 降る
  • 下る
  • 剥げる
  • 減る

「墜ちる」とは

「墜ちる」も「落ちる」と同様に、物体の落下現象を指す言葉です。特に、質量が重い物体が落下することについて言います。その性質上、「墜ちる」には落ちそうにない物が落ちたり、危険性を伴うといったニュアンスが含まれます。

また、偉人などがこの世を去る場合に、比喩的に「巨星堕つ」と表現することもあります。

「墜」を使った熟語には「墜落・撃墜・墜死・失墜」などがあります。

例文
  • クレーターとは隕石が墜ちた跡だ。
  • 昨日、飛行機が墜ちる事故があったが、奇跡的に死者は出なかった。
  • 天が墜ち、大地が割れた。
  • 巨大な翼竜が突風に煽られ、地に墜ちた。
類義語
  • 降る
  • 下る
  • 落ちる
  • 死ぬ

「堕ちる」とは

「堕ちる」には、「崩れ落ちる」という原義があり、主に状態が極端に悪化したり、壊れてしまう様子を意味します。

「堕ちる」は物体の落下というよりも、心が悪に染まったり、地位を失い俗化すると言った意味で使われます。

「堕」と含む熟語には「堕罪・堕落・堕涙・堕天使」などがあります。

例文
  • 推しキャラが闇堕ちしてしまった。
  • 悪人は地獄に堕ちる。
  • 麻薬に手を出すなんて、お前も堕ちたものだな。
  • 堕ちるとこまで堕ちた。
類義語
  • 落ちぶれる
  • 降格
  • 道を踏み外す
  • 開き直る

「落ちる」「墜ちる」「堕ちる」の違い・使い分け

  • 落ちる:物体が上から下へ移動すること。
  • 墜ちる:重い物体が落下すること。
  • 堕ちる:状態が極端に悪化すること。

「落ちる」は最も広範囲な意味を持つ言葉で、「墜ちる」もここに包括されます。「落ちる」と「墜ちる」の使い分けで迷った場合は、とりあえず「落ちる」を選んでおけば大丈夫です。

「堕ちる」が問題なく使用できるのは、飛行機や隕石などの落ちそうにないもの、重く危ないものなどが落下する場合です。文章を書くときに「重要性や危険性」を仄めかしたいときなどは、「堕ちる」を使用することによってそれらのニュアンスを足すことができます。

「堕ちる」に関しては、これも一応は「落ちる」に包括されるのですが、独特の意味合いを持っているため区別できる時は区別することが望ましいです。
「堕ちる」を使ってもいい判断基準としては、「落下現象ではないこと」「状態が悪化していること」の二点が挙げられます。

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