【パズドラ】パズル&ドラゴンズの歴史《Part1/2012~2015》

ゲーム
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2012

主な出来事
  • 2月20日 ios版リリース
  • +値システム実装
  • 9月18日 Android版リリース
  • ゼウス降臨
  • エジプト神実装

環境の変遷

リリース当初はヴァンパイアロードを筆頭とする闇パが隆盛を極めていた。要因としては「弱点属性がない」「育成が容易」の二つが挙げられる。
闇属性は光属性と共に火水木の三竦みの枠から外れ、攻撃が半減になってしまう弱点属性が存在しない。そのため敵を選ばず様々なダンジョンで活躍することができた。
また、当時は育成用モンスターが闇属性のメタドラ系列しかいなかったことに加え、「超メタドラの逆襲」などはゲリラダンジョンであり、モンスターのレベルアップは少々困難であった。そのため合成モンスターの経験値が2倍となる闇属性は、他の属性に比べて育成が容易であった。

次に、当時のモンスタープールで最高倍率2.5倍を誇るエンシェントドラゴンナイト(ADK)もまた、環境のトップに君臨していた。リダフレ合わせて6.25倍の高攻撃力によって、敵を蹴散らすことができた。

最高倍率を更新したのがゼウスであり、その倍率は脅威の全属性3倍。サブの属性も選ばないことから、登場するや否やぶっちぎりで最強のモンスターとなった。HP満タンという制約こそあるものの、全ての敵をワンパンで倒してしまうので、大したデメリットにはならなかった。
ただしゼウス降臨は当時のダンジョンの最高難易度であり、これをノーコンでクリアすることはほぼ不可能。(ゼウス降臨をノーコンで攻略するためにはゼウスが必要だった)
しかしゼウスはガチャモンスターを含めた全てのモンスターの中で圧倒的な性能を誇っていたので、たとえ25コンティニューしたとしても、ガチャ5回分でゼウスが取れたと考えれば安いものであった。

ゼウスの絶対王政を崩したのが、エジプト神である。
登場当初こそ燻っていたものの、上方修正によりホルスが攻撃力4倍を獲得。発動条件は4つの属性を揃えて消すこと。欠損のリスクがあったり、高いPS(プレイヤースキル)を要求するものの、リダフレ16倍は魅力的であり、最強リーダー議論はゼウス派とホルス派に二分された。
ラーとアヌビスは倍率こそ高いが、発動条件が厳しく、ロマン枠でしかなかった。
ただアヌビスの達成した単体10倍・リダフレ100倍という倍率はパズドラの攻撃倍率の限界を大きく突破することになり、総じて高火力のエジプト神は、これから迎える急激なインフレの兆しであったと言える。

その他の活躍したパーティー
  • アマテラス×オロチ
  • ヴァルキリー
  • 東洋神
  • 北欧神

時代背景

  • ガチャで魔剣士やゴーレムが出てくる。
  • 20、30コンティニューは当たり前。
  • ダンジョンドロップモンスターが環境のトップ。エキドナは最強サブ。虹の番人も優秀なサブ。
  • 「+」は非常に集めにくく、「+297」は夢。「ゼウス+297」は伝説。
  • 雑魚モンスターに「+」を食わせ、育ったところで主力モンスターに合成することで、コインを節約。
  • レベル、スキルレベル共に上げるのが困難。
  • スタミナは10分に1回復。操作時間は4秒。

2013

主な出来事
  • 大泥棒参上
  • ゼウス・ディオス降臨
  • 四神シリーズ、メタトロン実装
  • 能力覚醒システム実装

環境の変遷

降臨ダンジョンで「大泥棒参上」が登場。
その攻撃力倍率は脅威の5倍。HP20%以下という条件は一見厳しそうに見えるものの、+を回復に降らずに「+198」にしたり、わざと敵の攻撃を受けて調整することで、比較的容易にリダフレ25倍が実現できた。後に登場したサタンは回復が−9999であり、安定してHP20%以下を達成できるようになる。
ちなみに、全ドロップを火ドロップに変える五右衛門のスキル名が「天上大花火の術」で合ったことから、全ドロップを一色に変換するスキルを「花火」と呼ぶようになった。

2013年5月。ゼウス・ディオス降臨。
火属性10ターンバインド。先制攻撃のオンパレード。
ゼウス・ディオス降臨は明らかなホルス潰しであった。環境のトップに君臨するホルスをピンポイントでメタり、潰しにかかった。しかし10ターンを耐久する荒技によって、ホルスはこれを打破。最強リーダー争いはホルスが一歩リードする形となった。

2013年9月。能力覚醒システム実装。
パズドラのゲーム性を大きく変えるシステムがここに実装された。たまドラを合成することでモンスターは覚醒スキルを解放できるようになり、ゲームの戦略が大きく広がった。
このシステムで最も大きな恩恵を受けたのが闇メタトロンだ。基本的にはガチャ限は覚醒4つ、星6フェス限は覚醒6つを獲得するルールがあって、星6フェス限の闇メタは「バインド耐性2」「スキブ2」「列強化2」の計6つの覚醒スキルが与えられた。
闇メタの攻撃倍率はホルスと同等の4倍。HP80%以下という縛りは、むしろ敵の先制攻撃と相性が良かった。強力なリーダースキルに加え、システム実装当時最強覚醒スキルである列強化を備えていたため、闇メタがパズドラの覇権を握る。

その後もソニアや英雄神など、列強化を後押しするモンスターが実装され、ここに大烈強時代が幕を開けた。

その他の活躍したパーティー
  • キルア
  • 天ルシ
  • サクヤ
  • パンドラ

時代背景

  • 先制攻撃が横行すよるようになり、ゼウスは失権。
  • 指延長スキルの実装により、パズル難度が低下。
  • 一列組むだけで高火力が出せるようになり、周回なども容易になった。
  • レベル上げが容易になり、レベルMAXが当たり前になる。
  • +が集めやすくなり、「+297」がかなり現実的になる。

2014

主な出来事
  • 三国神実装
  • 二体同時攻撃に攻撃倍率付与
  • パズドラWスタート
  • 覚醒進化システム実装
  • チャレンジダンジョン実装

環境の変遷

リダフレは同じモンスターにするのが当たり前という当時の常識を覆したのが、三国神シリーズの呂布である。呂布はすでに実装されていた赤ソニアと相性がよく、呂布×ソニア(通称呂布ソニ)が流行した。HP、攻撃、回復の三つをバランスよく強化することができ、列強主体の非常に安定感のあるパーティーを編成することができた。

5月頃になると、4つ消しをすることで二体に同時に攻撃ができるようになる「二体同時攻撃(2WAY)」の覚醒スキルに上方修正が入り、1.5倍の攻撃倍率が付与された。
これにより2WAYを二つ以上持つモンスターの評価が大きく見直されようになり、特にすぐ後に実装された諸葛亮孔明や究極アテナは人気が集まった。

9月には新しい進化方法である覚醒進化が実装され、西洋神が大幅にパワーアップした。
これまでの進化とは異なり、スキルやリーダースキルがほぼ別物になるので、それまで日の目を見ることがなかったモンスターたちにも今後の活躍が見込めるようになった。

9月30日。カーリー実装。
新たなフェス限であるカーリーが実装された。光カーリーも闇カーリーもどちらも強力な多色陣スキルを持っていて、多色パーティーを大幅に強化した。リーダーにしても良し、サブにしても良し、イラストも良し、カーリーはあらゆる多色パーティーを救う女神であった。
強力なスキルを備えた両カーリーは、大列強時代に一石を投じることとなった。

その他の活躍したパーティー
  • ブブソニ
  • 覚醒西洋神
  • 究極劉備

時代背景

  • 列強化が強いとはいえ、2WAYの強化やカーリーの登場により、プレイヤーの好みによって様々なパーティーが活躍した。
  • スタミナ回復時間が10分から5分に短縮された。
  • 「整地」「火力配置」などの技術が普及し、プレイヤー全体のパズル力が向上する。

2015

主な出来事
  • 曲芸士事件
  • 極限の闘技場(双極の女神)実装
  • 潜在覚醒システム実装
  • モンスターポイントシステム実装
  • モンポ竜が段階的に実装
  • 「ランキングダンジョン」「協力プレイ」が実装

環境の変遷

2015年2月17日。「最強装備・曲芸士」実装。
言わずと知れたお手軽高倍率リーダー。
そのリーダースキルは「回復の2コンボ以上で攻撃力が7倍」。
環境トップにいたリーダーの倍率が4〜5倍だった時代、7倍という倍率を達成するためには「光ラーで6色(5色+回復)」「光アヌビスで9コンボ」が必要だった。7倍とは高度なパズル操作技術とそれなりの運を味方につけて初めて到達できる、そういう倍率だった。
にもかかわらず曲芸士はそれをたったの回復2コンボで実現してしまう。スキルと覚醒スキルにも恵まれたバランスブレイカーであり、直後に実装されたパンドラの究極進化も相まって、異次元の強さを誇った。
このモンスターの登場は以降のパズドラのインフレを急激に加速させることとなる。

6月。テクニカルダンジョンの最奥に、「極限の闘技場(双極の女神)」が出現する。
全21F。クリア条件はノーコンティニューのみ。出現する敵はランダム。
これまでのダンジョンとは一線を画す新ダンジョンの実装であり、最高難度のエンドコンテンツとしてパズドラー達の前に立ちはだかった。プレイヤーは闘技場攻略に心血を注ぐようになり、モンスターを評価する際は、闘技場適正の有無が重要視されるようになる。

7月にモンスターポイントシステムが実装され、モンスターの価値に応じて、売却に付加価値がつくようになった。このポイントを貯めることで別のモンスターと交換でき、特に30万モンスターポイントを要求する「シヴァ=ドラゴン」は破格の性能を有していた。
リーダースキルは「火属性の攻撃力が2倍。神タイプの攻撃力が2.5倍、回復力は1.5倍」。実質的に無条件のリダフレ25倍、しかも覚醒は2WAYと列強の両刀型。シヴァドラは瞬く間に環境を席巻する。特にランキングダンジョンで重宝された。

各属性に現れた30万MPを要求する4体5体のドラゴン(モンポ龍)は、他のキャラとは別次元の強さを誇るモンスター群として環境を支配した。
そして5番目のドラゴン、光属性枠に、「太陽神・ラー=ドラゴン」が登場する。

  • リーダースキル「神タイプの攻撃力と回復力が1.5倍。5色(4色+回復)以上同時攻撃で攻撃力が上昇、最大8倍」
  • スキル「1ターンの間、操作時間が5秒延長。自分以外の味方スキルが2ターン溜まる」
  • 完全バインド耐性、スキブ2、二体同時攻撃2、操作延長2

単独12倍、リダフレ144倍。一色なら欠損も許容。
脅威的な攻撃倍率と安定感を両立し、ラードラはかのゼウスを彷彿とさせる絶大な覇権を握る。
パーティー構成としては、闇カーリー二体をベースに、イシスやインドラ、カンナやオロチを空き枠に編成するのが主流だった。これさえ組めれば全てのダンジョンを攻略できるほどの万能パーティーで、むしろラードラで攻略できなければ他のどのパーティーでも攻略は不可能だった。
欠点としては、編成難易度が高すぎてこれを組めるプレイヤーは限られていた。

ラードラテンプレ
その他の活躍したパーティー
  • 覚醒ラー
  • ヨミ=ドラゴン

時代背景

  • 「極限の闘技場(双極の女神)」「ランキングダンジョン」「協力プレイ」などの新しいプレイスタイルが実装され、コンテンツが充実。
  • 潜在覚醒の実装により、細かい調整が可能に。
  • ピィの実装により、ガチャ限モンスターのスキル上げが容易になる。
  • インフレの加速や、新コンテンツの充実など、パズドラの転換期だったと言える。

2016〜2018 Part2

2019〜2021 Part3

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